こんにちは、育毛ソムリエ(@somurie7)です。

現在、市販の育毛剤の中で注目度が高い「キャピキシル」成分を含む育毛剤ですが、効果なし?という言葉で調べられる方もおり、実際のところどうなのか気になるとことかと思います。

そこで「キャピキシル」成分について成分や副作用、効果について徹底的にまとめました。

深く分析していますので、実際のところどうなのか?気になる方はぜひご確認下さい。

1.キャピキシルとは?

キャピキシルとはカナダの化粧品メーカーによって開発された成分です。

この成分が配合された育毛剤が注目を集めるようになっており、日本でも育毛成分のひとつとして脚光を浴びる機会が増えています。この言葉は製品名ではなく「成分」というのが重要なポイントです。

2.キャピキシルの具体的な成分

キャピキシルは、複数の成分を組み合わせることによって作られた複合成分です。

原材料となっているのは「アカツメクサ花エキス」と「アセチルテトラペプチド-3」という成分。

この2つの長所をうまく引き出し組み合わせることで優れた育毛効果をを実現したと言われます。

アカツメクサ花エキスの特徴

アカツメクサ花エキスの特徴はイソフラボンの一つ、ビオカニンAという成分が含まれています。

植物由来のエキスはさまざまな成分が凝縮され配合されていることは他の育毛剤や化粧品でも有名ですが、この植物のエキスのポイントはこのイソフラボンにあります。

大豆イソフラボンが女性ホルモンを補う効果があることで有名ですが、男性ホルモンを抑制する効果もあります。具体的には薄毛の要因となる男性ホルモンを作り出す5αリダクターゼを抑制すると言われます。

この5αリダクターゼはAGAの主原因とも言われ、多くの男性の薄毛を防ぐ効果が期待されています。

アセチルテトラペプチド-3の特徴

一方アセチルテトラペプチド-3は4種類のアミノ酸によって構成されているもので、細胞を修復させる優れた働きを備えています。

薄毛・抜け毛が進行している方は頭皮が痛み、毛髪を作り出す毛根部分の細胞にダメージが生じているケースが多いため、このペプチドによる修復効果が役立つと言われているのです。

育毛シャンプーへの関心が高まっているように、頭皮環境の悪化が男女を問わず薄毛・抜け毛の原因となっているため、再び毛が生えてくる環境づくりも大切な要素になります。

3.キャピキシルの効果なし?それともある?

このキャピキシル配合の育毛剤に関しては賛否両論が多く、中には「まったく効果がない」「高いお金を払って買ったのに損した」といった否定的な意見も見られます。

育毛剤は効果に個人差がでるため、「ぜったいに間違いない」というものはありません。

キャピキシルに関しても効く人もいれば何の変化もなく失望させられる人も出てくるわけですが、ただ現在の否定的な意見は極端すぎる傾向も見られます。

「まったく効果がない」というのは言いすぎで、Amazonで販売される「Deeper3D」のレビューを見ても、人によっては効果が得られるという声もあります。

抜け毛の原因を防ぎつつ、育毛を促してくれる

この育毛成分の最大の特徴は薄毛の原因である抜け毛のメカニズムを防ぎつつ、発毛を促す点です。

これまでの育毛剤の多くは薄毛・抜け毛を防ぐか(ノコギリヤシエキスなど)か、発毛環境を改善する(ミノキシジル)かのどちらかがメインとなっていました。

しかしこのキャピキシルでは成分のところで挙げたように両方の機能を備えているため、抜け毛を増やしつつ発毛を促進していくことができるのです。

一度試してみる価値はある

そのため、一方の効果を備えた育毛剤に比べて効果を早く実感しやすい傾向が見られます。

育毛剤は効果がなかなか実感できず、途中でいやになって辞めてしまうことが多いのですが、キャピキシルなら早い段階で実感できる可能性があり、試してみる価値はあると言えるでしょう。

4.キャピキシルの副作用

育毛剤で気になるのは副作用です。

ただ、基本的にはAGA治療薬と比べて、植物由来の成分が原料のキャピキシルは副作用の心配がなく、安心して利用できると言われています。

ただ、市販の育毛剤でも刺激が強いものなどは副作用に注意する必要はあります。

市販の育毛剤で起こりうる副作用とは?

良く挙がるものとして頭皮のかぶれ、湿疹、かゆみなどが挙げられます。成分の濃度が高いのが原因と考えられ、敏感肌や頭皮が極端に傷んでいる場合には注意しましょう。

軽いかゆみや違和感ならしばらく使い続けていくうちに改善されることもありますが、無理せずいったん使用を中止したうえで皮膚科などの判断を仰ぐべきでしょう。

それから好転反応の一種として脱毛が一時的に増える場合もあります。これはこれまで乱れていたヘアサイクルが正常に戻る過程に生じるもので、休止期に入っている毛髪がいったんごっそりと抜けることで抜け毛が増加する現象が起こるのです。

中途半端にやめないように注意

この場合、抜けた後に健康な毛髪が正常なヘアサイクルで生えてくるようになるので、途中でやめないように注意が必要です。

この初期段階での脱毛は1週間~1ヶ月程度続きます。かゆみなどの異常がない状態で抜け毛が見られた場合には、この症状かどうかをしっかり見極めましょう。

5.キャピキシルとミノキシジルの育毛剤の効果の違い

効果の高い育毛成分といえばミノキシジルも代表格として挙げられます。

どちらが効果があるのか、抜け毛対策に役立つのかで比較に困っている方も多いかもしれません。

この点に関しては先ほども少し触れたように、ミノキシジルはおもに頭皮の血行を改善することで、毛髪が生えてきやすい環境へと導く効果があります。

それに対してキャピキシルはアミノ酸による修復作用によって毛髪が生えてきやすい環境へと導くのに加えて薄毛・抜け毛そのものを防ぐ働きが期待されます。

それぞれ特徴が異なるため、どちらが優れるとは言えない側面があります。

キャピキシルは効果なし?に対するまとめ

全体のまとめとしてはキャピキシルは安全性も高く、幅広い抜け毛・薄毛の悩みに対して効果が期待できると言えるでしょう。

キャピキシル育毛剤については下記のような方に向いていると言えます。

・AGAクリニックなど病院に通う余裕がない。
・副作用のリスクをできるだけ減らしたい。
・市販の育毛剤の中で質が高いものを試したい

これまでの育毛剤では満足のいく効果が得られなかった方は試してみる価値がありそうです。

現在この育毛成分が配合された製品がいくつかのメーカーから発売されていますが、当サイトでもかなり掘り下げて分析しているので、関連記事も併せてご確認下さい。

また、当サイトの最下部にある「目次」の項目からもご確認できます。

育毛剤だけでなく育毛シャンプーの中にもこの成分を配合しているものがありますから、頭皮ケア全体でどう利用していくかも、検討してみるとよいでしょう。

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